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■2013年07月の読書メーター
男爵・よみメモ | 2013/08/05 21:34
2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1250ページ
ナイス数:0ナイス

はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)
読了日:7月5日 著者:和ヶ原 聡司
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)
読了日:7月10日 著者:渡 航
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫)
読了日:7月18日 著者:渡 航
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)
読了日:7月26日 著者:渡 航

読書メーター
やばい…MH4が…もうすぐ出てしまう。。。

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■2011年のアニメの原作ノベルを読んでみようか とか
男爵・よみメモ | 2012/02/03 08:04
さて、そろそろ2012年に向けて第一歩を…といきたいところだが、2011年の話がつづくぞ。

2011年、嬉しくも悲しい事に、我が愛しの彩雲国物語と狂乱家族日記が、堂々の完結を迎えてしまった…ッ!! そんな私の通勤時間と心のスキマを埋めてくれるような、素敵な作品が無いものか。とりあえずプレシャス探しをしようと思う。


とりあえず、2011年アニメで私が観ていたものの原作ノベルを1巻だけ買ってきた。

20120201-1.jpg

申し訳ないがブックオフである。が、もしも気に入ったら新品で揃えてやろう!ということで。

だがストーリーもキャラクターも、アニメを見るかぎりはっきり言って期待はしていない。アニメ以上の何かがあれば…といったところだが、全部を読み続けるつもりはさらさらないので、1巻だけでさっぱり見切ることにする。

それと残念ながら、はがないとベン・トーはブックオフでもさっぱり高かったので後回し。もしドラは文庫出たら考える。ホライゾンは読みづら…2期待ちである。

え? ミルキィホームズサマースペシャル…? ああ、その原作(?)なら最近読み返し済みである。

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■彩雲国乙女~純色マドラックス~
男爵・よみメモ | 2011/07/15 23:53

もしもの話であるが。私が映像編集な方面に手を出していたなら、今頃そういうタイトルの動画を編集して動画サイトにUPしていたに違いない。

そんなスキルはないのでとりあえずまとめてみたが。

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どの娘が好みかとか聞かれるととたいへんこまる猛烈な面子であるな……。ううむ、どの娘を嫁にしても尻に敷かれることは確実であるぞ。



さて、とうとう本編完結の彩雲国物語。イケメンばっかり出てくるイメージがあるかもしれないが、その実、女性キャラのほうがダンゼン強い。


「大丈夫だよ。だって父ちゃんと母ちゃんが喧嘩してもいっつも母ちゃんが勝つもん。男って、サイシュウテキには女に弱いって父ちゃんこぼしてたもん」
 身に覚えのある官吏たちが、一斉に視線を逸らす。楸瑛が吹きだし、劉輝が真顔で頷いた。
「見事だ。あの歳ですでに真理を会得している」

(『彩雲国物語』花は紫宮に咲く より)



おまけに終盤になればなるほど、イケメンどもの株がどんどん暴落、オッサン&ジーサン大活躍という有り様になる、実にイケメンイジメな作品である。

20110707-2.jpg
終盤のヘタレ化が激しいイケメン4人ノ図。

最初はあんなに男前だったのに…。もはや同情を禁じえない。さて最終巻では挽回できるのか?、一応メインのはずのイケメン4人!!(泣)

彼らが最後くらいはキメられたのかどうかは、最終巻を刮目して読むべし。

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■王のお仕事とか
男爵・よみメモ | 2011/06/03 09:05


紅秀麗
「国中の人々が幸せになれるような国をつくってくださいなんて、そんな馬鹿なことを言うつもりはないわ。だってそんなの絶対無理だもの。幸せって、誰かが与えてあげられるようなものじゃないでしょう。その人が感じるものだから、その人自身がつかみ取らなければ意味のないものなのよ。――少なくとも私はそう思うわ」

「幸も不幸も、その人自身の問題だわ。だから、王様はそんなとこまで責任を持たなくたっていいの。ただ――一人一人が自分の人生を自由に生きられるようにしてほしい。望んでいるのは、それだけ」

「その人の人生は、その人だけのものよ。いくつもある選択肢を自分で選んで、生きていく。
 世の中は平等じゃないわ。理不尽なことだってたくさんある。でも、どんなときだって、選べる道は必ず二つ以上あって、そこから自分で道を選んで歩いていくのよ。だからその人の人生も、幸も不幸もその人自身の責任。どんなに不幸に見えても――理不尽に思えても」

「でもね、そういう、『選ぶ』ことすらできなくなる時があるの。津波みたいに突然襲いかかってきたものに、それまで積み重ねてきたものすべてを壊されて、さらわれて――何もかもめちゃくちゃにされてしまう。その津波は誰のせいでもないのに――人は大切なものが失われていくのをただ見ていることしかできない。何もかものみこむ津波に抗う術もなくて、ただ『生きる』ことだけがすべてになる。何かを『選ぶ』余地すらなくなる。だってまず『生きのび』なくちゃ、人生も――幸も不幸もないから」

「それが天災なら、あきらめるほかないわ。だって本当にどうしようもないもの。でもね、人災のときがあるから、始末に負えないのよ。――八年前、みたいに」

「でもね、人災なら、人の手で防げるでしょう?」

「そうよ。人の力で何とかなることだって、いっぱいあるのよ」

「――王に全部押しつけるわけじゃないわ。でも、庶民がいくら頑張ってもできないことも絶対あるのよ。それが、王のお仕事でしょう? それをサボってもらっちゃ困るわ。王様だからできることなのに、王様がサボったら誰がやるっていうの?」

(彩雲国物語 はじまりの風は紅く【本編1巻】58-59頁より)
はじまりの風は紅く




『電脳コイル』小説版が完結し、『狼と香辛料』が旅の終わりを見つけ、『狂乱家族日記』が大団円を迎えた今――寂寥の境地に苛まれる男爵が、待ち焦がれながらも最も恐れていた事態がついに来てしまった。

そう、『彩雲国物語』最終章――!

「彩雲国物語 紫闇の玉座(上)」 6月1日発売予定! 下巻は7月1日発売予定! とうとうこの日がっ、来てしまう……!

そんなわけで今、彩雲国物語をイチから読み返しているのだが、あまりにもタイムリーなセリフだったのでメモ。後に稀代の名官吏として名を残す紅秀麗の、「王」へ向けての初めての言葉である。

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■終局のJ・P・ホーガン
男爵・よみメモ | 2010/07/13 23:47
違う。ハルク・ホーガンじゃない。……ジャン・ピエール・ポルナレフも関係無ェ!

星を継ぐもの

SF作家ジェイムズ・P・ホーガン 逝去|お知らせ|東京創元社




吾輩が話題にしたのは『ふしぎの海のナディア』の最終回のタイトルの元ネタとして挙げたときくらいなのだが、好きなSF作家の一人である。

具体的に言うと「世界じゃあ2番目だ」。ただし、そんなたくさんの作家読んでないから、せいぜい10人前後の中での2位だが。まあ他に好きなSF作家っていうと、アシモフとかハインラインとかハル・クレメントとか、死んでる人ばっかりなので、ただひとり存命の作家だったりしたのですよね。

『未来の二つの顔』のような、未知の事象について執拗なまでにこれでもかと慎重な準備っぷりとか、すごい好感が持てるんですよ。『造物主の掟』冒頭の、超ロボット生命体が発生して進化していくのを必要以上に緻密に描いていくだけのプロローグもたまらない。

アシモフが「やめろ口では勝てん!」「先生、それは考えすぎです!」という島本和彦タイプだとすれば、ホーガンは「常に最悪の事態を想定しろ ヤツは必ずその斜め上を行く」「どんな死線をくぐってきたらそんな発想が」という冨樫義博タイプかな。ただの思いつきをそのまま書きましたっ。

……とここまで書いては見たが、よく考えたら10作くらいしか読んでないぞホーガン。「プロテウス・オペレーション」という、第二次世界大戦+タイムスリップな話があったのだが、「歴史が変わってしまってだけど、本来の二次大戦を知らんからよくわかんなかった」んで、途中で読むのをあきらめて止まってる気がするぞ。ふむ、読書計画を観直すか。。。



えーっと、とりあえずリストを確認すると……

○1977 星を継ぐもの
○1978 ガニメデの優しい巨人
○1981 巨人たちの星
○1977 創世記機械
○1979 未来の二つの顔
○1980 未来からのホットライン
○1982 断絶への航海
○1983 造物主の掟
 1985 プロテウス・オペレーション
○1987 終局のエニグマ
 1989 ミラー・メイズ
 1991 インフィニティ・リミテッド
 1991 内なる宇宙
 1992 マルチプレックス・マン
○1995 造物主の選択
 1993 時間泥棒
 1996 仮想空間計画
 1997 量子宇宙干渉機
 1997 ミクロ・パーク

ぬう、『内なる宇宙』を読むときには、巨人三部作をまた読み返さないといけないぞ……さすがに忘れてる。

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<ジャンル:本・雑誌 / テーマ:SF小説
■けいおん!!14話でムギ以外の話とか
男爵・よみメモ | 2010/07/07 15:10
ムギの話が止まらない纏まらないので後回しにして、閑話としてムギ以外の話を。具体的に言うと、りっちゃんと澪のこと。

14話は「りつムギ」というメインの流れの背景として(そして前提として)、「みおりつ」の関係を再確認している。具体的に言うと、「電話」と「ショートケーキ」によって。

・りっちゃんがあんなイタズラ電話をかけられるのは澪だけ(←唯にもかけようとしない)

・澪が素直に感情をぶつけられる相手はりっちゃんだけ(←どうしていいかわからず泣いちゃう)

わりと「誰にでも感情をぶつけられる唯」と対比して、この2人の親密度合いを再認識できるわけですごちそうさま!(これだけでも1話できそうなエピソードなんだがそれをあえてサブにつかう……!)

そんな関係を2年間もみせつけられては、そりゃあ見ているだけでは抑えられなくなりますよ! 

海より広い紬お嬢様の心もここらが我慢の限界ですよ!

そんなここまで我慢してきたムギお嬢様の感情が抑えられなくなったのが昨日の14話ッ! もう我輩の感情も抑えられない! 止められない止まらないーッ!

……つづく。

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<ジャンル:アニメ・コミック / テーマ:けいおん!!
■浅倉久志 とか
男爵・よみメモ | 2010/02/16 23:36
浅倉というと、真っ先に浮かぶのはどこかの仮面ライダーだったり、タッチのヒロインだったりするわけですけど。


浅倉久志氏=翻訳家 : おくやみ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

浅倉久志 - Wikipedia


フィリップ・K・ディックの翻訳が代表的なのだけど、私は『アンドロイドは電気羊の~』だけ読んでいまいちあわなくて他のディックの作品は読んでないんだ。

あとは、アニメのサブタイトルの元ネタになった、『世界の中心で愛を叫んだけもの』(エヴァ)、『重力の使命』『重力が衰えるとき』(グラヴィオン)、『あなたの人生の物語』(トップ2)あたりが有名どころか。

……ちょっとウチの本棚から集めてみた。

20100216-1.jpg



集めてみたんだが、これ……読んだっけ?というのも混ざってる。『タウ・ゼロ』とか読んだかなあ? 読んだとしても読書管理し始める前だわ。。。あ、確実にヴァン・ヴォクトは読んでない。とりあえず、現在進行中のアシモフの長編がひととおり読み返し終わったら読んでみよう。


ちなみに、『重力の使命』『アンドロメダ病原体』『あなたの人生の物語』の3作が一番好きかなこの中では。

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■エンド オブ エタニティとか
男爵・よみメモ | 2009/09/19 23:59
っていう、セガのゲームとは関係ない話。





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この本。「永遠の終り/The End of Eternity」という、究極魔法かファイナルベントかなにかみたいなタイトルだが、私が初めて読んだアイザック・アシモフ(以下Asimov)のSF長編である。(今ちょーど映画版「アイロボット」が金曜ロードショーでやってるのね)

たしかブックオフでみつけて→おお「われはロボット」の人が書いた本かよし読もう、って感じで。……そっから一時期、SFしか読まない子になったのは言うまでもない。


そしてここ2年くらい、昔読んだAsimovの本を読み返しているところなのだ。

とりあえずSF短編集は読み返し終わったから、今はSF長編に手をつけ始めてたところで、ちょうど読んでるのがこの「永遠の終り」である。

そういや映画化するって話があったようななかったような……? まあ、べつに見ないけど。

(2009年09月18日21:02のmixi日記より)

タグ:Asimov | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑
■アイザック・アシモフ/宇宙気流
男爵・よみメモ | 2009/03/20 23:57
光よ 大地よ 気流よ‥‥

(カバー裏より)惑星フロリナは人類の住む100万もの世界の中で、高価な特殊繊維カートが産出するただ一つの惑星だった。(中略)フロリナを支配すること、すなわち無尽蔵の金鉱を所有することであった。だが、そのフロリナが消滅する!? 驚くべき通信を残して消息を断った空間分析家の謎の失踪は、カート貿易独占を死守せんとするサーク人と、それに対抗して暗躍するトランター帝国との間の対立を激化させ、ついには全銀河系を震撼させる一大事件へと進展した!



……中身はそんな大きな話でもないのだが、記憶をとりもどそうと頑張るリック、その裏で暴走しはじめる司政官、そのまた裏で画策するサークの五大貴族、さらにその裏でトランターが……と、どいつもこいつも状況がわからないままあちこちで動きまくるもんだから、どんどんわけのわからない状況に。

図書館の罠がお気に入り。結果的に状況は悪化したけど、ねらいは悪くないよね。

アイザック・アシモフ/宇宙気流【題名】宇宙気流/The Currents of Space
【著者】アイザック・アシモフ/Isaac Asimov
【発表】1952
【発行】ハヤカワ文庫SF


【人物】リック。ヴァローナ・マーチ。司政官マーリン・テレンス。コーロフ。セリム・ジャンツ博士。トランター大使ルーティガン・アーベル。ファイフ家のサミア姫。レイスティ船長。五大貴族。ファイフ卿。ボート卿。リューン卿。スティーン卿。ボート卿。貴族アルステア・ディモーン。マルキス・ジェンロ。

【地名】サーク。フロリナ。リベア。アルクトゥールス宇宙工科大学。トランター共和国。
【用語】I.S.B (Interstellar Spatio-analytic Bureau/宇宙空間分析局)。神経衝撃針。ナルコ・フィールド。反磁性体スクーター。読書器/リーダー。空間分析官。神経殴打用鞭。コーロフのパン屋。カート。エンデヴァー号。神経衝撃療法。サブエーテル通信。宇宙の炭素気流。触媒反応。

【台詞】
「もっと思い出さなくちゃならないんです。危険が迫ってるんですよ。怖ろしい危険が迫ってるんです! どうしたらいいんでしょう?」(P56)
「放棄できない惑星なんです。いつの日か、われわれは地球をかえてみせますよ。あの表面を、元どおりに戻してみせます。その時まで、われわれは踏みとどまるんです」(P330)


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■日日日/アンダカの怪造学VI 飛べない蝶々の鳥かご迷路
男爵・よみメモ | 2009/03/09 22:45
これまで滝沢昇か不屈闘志のような舌先三寸で敵を打ち倒してきた主人公・伊依の前に、ついに最悪の天敵・志田桐涼女が現れる。そう、3巻で名前だけ出た「涼女ちゃん」がようやく登場だ。そして、どんな窮地にも頑なに背を向けなぜか動かなかった、動こうとしなかった彼女に、ついにスポットがあたる第6巻。

先生たちの出番がない間に、問題の生徒達がとんでもないことヤラカシチャイマシター! ああ、いつかやると思ってたよ! でもその被害はあまりにも甚大ッ! 怪造学会総長の怒号が轟くなか、情勢は急激に動き出す。

三大狂科学者とかすげぇわくわくします。すでに故人なのですが、別シリーズの「ジャンクガール・ジグ」でのお師匠様がたの活躍を期待しています。ああ、あと毎回々々損な役割の太郎花ねーちゃんも……。

日日日/アンダカの怪造学VI 飛べない蝶々の鳥かご迷路【題名】アンダカの怪造学VI 飛べない蝶々の鳥かご迷路
【著者】日日日/AKIRA
【挿絵】エナミカツミ
【発表】2007.05
【発行】角川スニーカー文庫


【人物】志田桐涼女。クラスメイトの絵名美さん。志田桐負女。寂憐院友樹。

【用語】魔女計画/パンドラ・プロジェクト。三大狂科学者。朱雀公園。居酒屋『死後竜』。魔王杯。呪具《王国/TYRANT》。勇者の剣。赤鼻の馴鹿。
八大地獄、等活地獄/ピオ・ジグルダ、黒縄地獄/アダダ・ジグルダ、衆合地獄/エバ・ジグルダ、叫喚地獄/ヘスタダ・ジグルダ、大叫喚地獄/グヘスタダ・ジグルダ、焦熱地獄/レンタダ・ジグルダ、大焦熱地獄/グレンタダ・ジグルダ、無間地獄/ジゴ・ジグルダ。

【怪造生物】《兆里眼/プラズマデビル》。《王求/パーフェクト・エッヂ》。《御使い魔/トレックフォーホル》。《月美人/ルナシックル》。《浮和浮和/フワフワ》。《竜巻竜/ドラグロン》。《愚流愚流/グルグル》。《火車/ジゴクグルマ》。《死鈴蟲/ジングルベル》。

【台詞】
「権力がほしいか!? 他人を屈従させる力が!? 望みを全て叶える力が!? まぁそこまで大したものじゃないんだけど……この古頃怪造高等学校においては、それなりに万能無敵な権力!! そんな権力がほしいかとあたしは聞いている――ッ!!」(P71)
「いいのです、わたしなど。死んでしまうがいいのです。けれど魔王さま、勇者さま、あなたたちは救われるべきなのに! 世界よ、哀しき魂が多すぎます! あぁ、あぁ、なんて可哀想なひと! なんて可哀想なひと!」(P95)
「それ、わたくしの嫌いな言葉ベスト3のトップですわ」「『上には上がいる』。『愛は地球を救う』」「『あたしは裏切らない』……それが嫌いな言葉ベスト3」(P124)
「貴様の涙を頂戴する。その代わり、貴様の望みをひとつだけ叶えてやろう」(P157)
「それこそ嘘くさいけどあえて言うよ――あたしは嘘をつかないよ」(P365)
「そうだな。そんな呪具や怪造生物は聞いたことがないけれど、なんでもありの怪造学だ」(P377)
「忘れるな! 思いだせ! 貴様はこの俺を怒らせた!」(P444)
「あたし、涼女ちゃんのこと、ほんとになんにも知らないんだよ……」(P470)


【参考】
八大地獄 - Wikipedia

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■日日日/アンダカの怪造学V 嘘つき魔女の見つめる未来
男爵・よみメモ | 2009/03/08 23:46
四大公とヴェクサシオンが中心となる第二部の二巻目だ! 分厚い。……学園祭っつーことで、今回、先生たちの出番はほとんどないぞ! なさすぎるぞ!

そのかわりウワサの憤怒大公と悲哀大公がいよいよ登場、人間がわも無城鬼京に虚島罠奈と、重要キャラも増えまくり。もちろん、基本的に全員変人だ。その中でも注目すべきは、主人公キラー2号として登場する無城鬼京センパイだッ!(……なんかロックマンキラーシリーズみたいだが) あの手この手で主人公をおいつめるぞ!

第二部はヴェクサシオン編ということで、そちらの専門である虚島一派の話がメインストーリーとして進んでいくのだが、今回はかの無城美国博士をお迎えして「物造」においても重要な動きがある。アクの強い脇役が活躍する話が好きな私は、この巻がとくに好きです。

日日日/アンダカの怪造学V 嘘つき魔女の見つめる未来【題名】アンダカの怪造学V 嘘つき魔女の見つめる未来
【著者】日日日/AKIRA
【挿絵】エナミカツミ
【発表】2006.12
【発行】角川スニーカー文庫


【人物】無城鬼京。虚島罠奈。駆原遥。
【用語】古頃大祭。亜玉の魔女。城塞建築部。夢追坂第三公園“白虎”。メイド喫茶《しゃるるとうれ》。圧縮怪造生物/コンプレ・モンスター。

【怪造生物】《籠歌/コモリウタ》。《仮想壇体/シークレット・サーカス》。《懐古主義/メモリアル・メモリアル》。《錯乱雲/シュラハト》。《偽音/エコー》。

【台詞】
「他人と自分の脳内倉庫を見比べて、自分のほうが優れていると主張する……それが思想対決です。なんて無意味なことでしょう」(P138)
「楽ッッッしそうだろォ! なァおい!? あッははははは!! 毒を喰うなら皿までよッ、引っくりかえすんなら卓袱台よりも世界ってなァ! どうせ人生なんぞ泡沫の夢幻よ――やるだけやって派手に散ろうぜ! イエァ! ひとたびこの世に生を受けェェ滅せぬもののぉあるべきかぁっとくらァ! あっっははは!」(P159)
「虚界とは魔王のことで、同時に四大公のことで、さらに怪造生物のことだ。それらは全て形而上で等しく、けれど形而下で異なっている。……わかる?」(P199)
「ジョークです。メイドさんジョークです。うぷぷっ」(P215)
「物造は虚界を殺す……総長に知られてはならぬ――」(P294)
「教師ってのは、そんなもんじゃない? 愛されてどうするのよ。恨まれて、未来を創る子供たちの踏み台にならねきゃね?」(P301)
「落ちつけ! 話し合おう! 他に方法があるはずだ! というか放せ! 放してください! 私はあなたを斬りたくない!」(P355)
「殺さねば――殺さねばならぬ! 魔王に関わるものは全て! 全てだ! 貴様が俺の意志に逆らうならば……俺がこの手で始末する! あの空井滅作のように、魔王を目覚めさせるかもしれぬ愚か者は俺が残らず潰す!」(P440)


なお、あとがきは、表紙を飾って今回も大興奮大活躍のサムライ・ガールとか、回文名前シリーズの解説とか。うん、喪時くんとかは気づいたけど、まさかここまで全部とは思わなかったです。

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■日日日/アンダカの怪造学 IV 笛吹き男の夢見る世界
男爵・よみメモ | 2009/03/06 23:53
新章突入! 戯小路アルテという強烈なキャラが、主人公の天敵一号として登場する第四巻。そう「天敵」が立て続けに登場してくる主人公苛めなストーリーが連続する、第二部のスタートである。

「巴 已己巳」(ともえ いこみ)という例によって読めやしないキャラが、第二部の最重要キャラだったりするぞ。

そして怪造学界の頂点に君臨する、7人(?)の怪造学教授がとうとう勢ぞろいする!! これまででてきた怪造学者や見習があのザマなのだから、もちろん話をかけて全員変人だッ!!!

日日日/アンダカの怪造学 IV 笛吹き男の夢見る世界【題名】アンダカの怪造学IV 笛吹き男の夢見る世界
【著者】日日日/AKIRA
【挿絵】エナミカツミ
【発表】2006.10
【発行】角川スニーカー文庫


【人物】巴已己巳。喪時飽友。戯小路アルテ。鬱宮嘘。戦橋危香。悲哀/ヘッケンタール。憤怒/クラムクラム。虚無/オヴリビオン。
【用語】殻蛇怪造高等学校。怪放。虚界における怪造生物の四系統分類。融合の最適化。呪文の最適化。虚界難民現象。虚界戦争。

【怪造生物】《宣戦布告/トリック&トリート》。《花火花/オデット・オデール》。《なでしこ/シグルミ》。《零時鏡/バロンヘロメロ》。《走馬灯処刑騎士/ナイトメア・ナイト》。《白雪秘/カラフルシェル》。《喜悦大公》。《憤怒大公》。《悲哀大公》。

【台詞】
「そう! 弱い生き物に存在価値はない! そして、わたくしは強い生き物! だから存在する価値がある! 意義がある! 資格がある! 価値がない意義がない資格がない弱い生き物は、強者が生きるのに迷惑だから残らず滅べばいいのですわ!」(P58)
「そうして選民された世界に、最後に立っているのがわたくしだけでも、わたくしは、誰もいなくなった地球の真ん中で高笑いしてみせますわ!」(P58)
「……この命が尽き果てるまで、拙者は貴方の傍にある。それが契約であり、約束であり、偽らざる本心。して姫様、この醜い腐肉めに何用か」(P162)
「無意味……いい言葉。死ぬときは無意味って叫ぼう。うふふ」(P170)
「犯罪は嘆かわしいが、欲望を抑圧すれば停滞する。厳しすぎる罰則を知れば怪造学者どもは停まって腐る。俺は、そして怪造学は、腐った者どもに用はないぞ」(P174)
「うんっ。私は平和主義者だからねぇ、喧嘩せずに済むならそれが一番なの。みんな笑って、みんな幸せ、私はその理想のためならなんだってするよ?」(P232)
「んじゃ、やろっか。適当に、正義っぽいこと」(P318)



なお、120ページあたりの、自分/他人という概念を探求するくだりについてこの後掘り下げれらたりはしないのだが、別作品の「狂乱家族日記」ではOASIS編の重要なテーマとして使われている。気がする。

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■日日日/狂乱家族日記 六さつめ
男爵・よみメモ | 2009/02/18 23:51

2063年 11月15日 記録者 帝架(後述筆記・乱崎凰火)

 おや? 「課題」というのが消えているのであるな。母上殿が飽きたとみえる。その代わりページの隅っこのほうに『求ム! 凰火ノ処刑法!』と危ない感じの公募が載っているぞ。むう、ちょっとは仲良くしたらどうであるか二人とも。
 まぁ愛情表現は十人十色であろうがな――む? 痛いである。尻尾を引っぱらないでくれまいか父上殿。

――大日本帝国超常現象対策局公認特殊作戦遂行家族 乱崎家の日記より抜粋――
(152ページ 第四の乱 冒頭より)



三度目いくぞ! ついに帝架くんの出番がッ! どうせ、今後こんなにスポットがあたることなんて……もうッ……!

アニメでは1話分に詰め込まれた関係上、話とは全然関係ないところで致命的なダメージを受ける凶華様など、原作のサブエピソードがいくつも削られている。

凶華とオデッサ、多可墓と静、銀夏と雷蝶、Dr.ゲボックとDr.ヘルといった、ちょっと本筋と関係ないアニメというメディアにはどうかと思う一般性を欠いたドラマは、小説のほうで楽しんでいただきたい。それと、純粋で天使のような優歌に並ぶ心のオアシス(P74)などという記述は見過ごせない。大丈夫であるか父上殿? 気持ちはわからぬでもないが。

そして傷つくことを恐れぬ帝架の闘いを見て……。いつでも怠慢でふざけていて不真面目なあの怠け者が、ついに、自らの戦いへと足を踏み出す――。

日日日/狂乱家族日記 六さつめ
【題名】狂乱家族日記 伍さつめ
【著者】日日日/AKIRA
【挿絵】x6suke/Pekerokusuke
【発表】2006.08
【発行】ファミ通文庫


【人物】キューピー=ドゥー。多加墓真倉。マンティス。ヘル=シーノウ。
【用語】魔族狩り。僕らの町は針鼠計画。国民総火の玉計画。二十五本の罰。

【台詞】
「私のせいだ。みんな私のせいなのだ。みんな死んでしまった。私は許せない。弱い自分を許せない。人間どもが恨めしい。理不尽な――運命が」(P6)
「我輩は王ではない。褐色皇帝は王ではない。世界の支配者たる存在が互いに憎みあい殺しあいをするだろうか? 否――そんなことはない。あのとき褐色皇帝は滅んだのであるよ」(P33)
「痛みに鈍くなることを強くなると呼び、過去を忘れることを成長と呼ぶのなら、我輩はたしかに強く成長したのであろうよ」(P34)
「止めないでください! 止めないでください! 止めないでください! 神様が! 神様が私に奇跡をくれたんです! 離して! 離してください! わたしをあっちの世界に行かせてくださいよぉぉ!」(P35)
「思考放棄しましたね? 思考放棄しましたね? わたくしはそういうふうに安易に『自分は頭がわるいから考えたくない』と理解を放棄する真似がとてもとてもとても大嫌いです」(P67)
「研究して。追求して。探求して。終わりのナい、好奇心の螺旋――新発見の渦、気が狂うような研究と発見の連鎖こそが我々、科学者の人生です」(P96)
「くくく、喜べ家族ども。このいつでも貴様らの人生の娯楽性を高めてやっているスーパースター凶華様がちょっくら素敵なことを思いついたぞ」(P144)
「のう、汝ら、真実を知りたいと思うか? 我は教えることができるぞ。汝らの知りたいことすべて。千年前に何があったか、『閻禍』」とは――なんなのか。どうして我らは家族として集められたのか」(P220)



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■日日日/狂乱家族日記 伍さつめ
男爵・よみメモ | 2009/02/17 22:09

2063年 11月4日 記録者 帝架(後述筆記・乱崎凰火)

 [今月の課題/私の大切な人]

(前略)――そもそも「大切」という言葉の意味から考えねばならない。語弊を恐れず極めて冷淡に解釈すると、我々が他者を大切に思うのは――最終的に己の安心、あるいは快楽のためとも判断できる。それはすなわち――。あの、帝架、そろそろ終わりにしませんか? もうすっかり夜も更けましたし。そろそろ狂乱家族日記のページもなくなりそうですし。何を言うか父上殿。我輩に与えられた課題である、手抜きをせずに一擲乾坤を賭して成しとげなくては。いえ、純粋に眠いですしそんな真面目に考えなくてもどうせ課題も凶華の悪ふざけだと思いますし……。

――大日本帝国超常現象対策局公認特殊作戦遂行家族 乱崎家の日記より抜粋――
(164ページ 第四の乱 冒頭より)



ようやく来ました! 今まで風雪に耐え、帝架くんの出番がッ!

獣化事件の発端を描く伍さつめ。道化役イジメられ役ばかりが(アニメではとくに)目立つ帝架くんだが、彼の滅私の優しさの、深慮の深層に隠された絶望と希望がここでようやく明かされる。

アニメでは断片的にしか描かれなかった帝架とマダラの子供時代、ついでに伯爵の出番も見所。

閻禍の予言、来るべき災厄の存在が徐々に明らかにされるとともに、ふと過去を覗かせる雷蝶や月香に注目。

日日日/狂乱家族日記 伍さつめ
【題名】狂乱家族日記 伍さつめ
【著者】日日日/AKIRA
【挿絵】x6suke/Pekerokusuke
【発表】2006.07
【発行】ファミ通文庫


【人物】ミリオン様。マダラ。シャクヤ。アイ。多加墓。灰色伯爵。
【用語】半獣事件。世界七大動物園。大日本帝国最西端大草原地帯通称「サバンナ」。獣化現象。南国同盟S.K.I.第三空港。

【台詞】
「どぉーぶぅーつーえぇんー♪」「人間が獣に堕ち! 命を削り殺しあい! 明日を望まず弾丸を放つ戦場が俺の動物園~♪ ららら~♪ 豚は死ね! 犬は死ね! み・ん・な・死・ね~♪ ららら~♪」(P96)
「そっか、あれはあの子にあげちゃったっけ」「それに――そもそも拙者、もう神様に祈れる立場じゃないしね?」(P190)
「そうだ、わたしが姫宮にいたころ、大切な友達に嫌われたときに自分に言い聞かせたおまじないを教えてあげる」(P211)
「あと三週間で」「全世界の全人類が、大変なことになっちゃうのん」「それを解決できるのはきみたちだけなので、どうにかしてちょうだい? 以上」(P220)
「いちおう忠告しておきますが、結婚とかはよく考えてしないと僕のようにズタボロになりますよー?」(P249)
「閻禍は、とある記録を残しておったのじゃ。ちょうどそう、汝らが残しておる狂乱家族日記のような、他愛のないものじゃったがのう」(P264)
「安心せい。汝らの平穏は守ってみせるよ。それが――せめてもの我の贖罪じゃ」(P269)


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■日日日/アンダカの怪造学III デンジャラス・アイ
男爵・よみメモ | 2009/02/14 22:13
第一部完となる3さつめ。ここでは、伊依の過去が、怪造学を志すようになったきっかけが語られる。

そのキーパーソンとなる仇祭遊をはじめとして、園日暮や然慈堂といった教師たち、そして怪造学会総長が登場し、役者がひととおりでそろう。怪造学界には変人しかいません。そしてこれからのストーリーにおいて最重要な存在「ヴェクサシオン」がその姿をあらわす。(ごく個人的に、ヴェクサシオンは狂乱家族でいうと平塚雷蝶っぽい位置な気がする)

なお、カービィちゃんがつぶやいていた「涼女ちゃん」の登場は6巻までおあずけとなる。さらに、名前だけあがった無城美国博士、虚島慈樹博士は後々ストーリーにからんでくるぞ。

それにしても舞さんはいつも楽しそうだ! そして前からちょろちょろでてきた爆川嫌凪の活躍が、久渡貴乃子のくどい会話がたまらない。この作品は変人ばかりだが、とくに女性陣のキャラクターが濃すぎるぞ。負けるなぼくらの蟻馬先生!!

日日日/アンダカの怪造学 III デンジャラス・アイ【題名】アンダカの怪造学III デンジャラス・アイ
【著者】日日日/AKIRA
【挿絵】エナミカツミ
【発表】2006.05
【発行】角川スニーカー文庫



【人物】仇祭遊/あだまつり・ゆう。仇祭孤独。寂憐院秘依。ハー姉ちゃん。園日暮安寿。然慈堂喜塊。山田魔夜。ジェニファーちゃん。無城美国博士。虚島慈樹博士。鬱宮。激流院潮静。涼女ちゃん。

【用語】鵬山。葛古墳。亜玉怪造高等学校。《螺旋瞳/アイマイアイ》。教師潰し。教室潰し。《監獄/PRISON》。“粘土細工”。怪造生物探知機/モンチ。虚界生命起源説。連鎖怪消/MSP。封印。

【怪造生物】《柊の精/フクワライ》。《膨らしっ娘/ベーキング☆パウエル》。《断末魔の女神/ヒステリック・ハニー》。《血色の宝獣/カルブンクルス》。《独占欲/ヨンバオ》。《血色の独占/カルブニヨンバオ》。《卵姫/アイ・ドール》。《食命花/カンタレラ》。

【台詞】
「詭弁でごまかそうとしても無駄だ! 私は頭が悪い!」(P26)
「僕は、ここで死ぬわけにはいかない。だってまだ世界を救っていないもの。僕の目的はまだ達成できていないもの」(P54)
「いえ。いいえ! 大丈夫です。大丈夫です、主よ! あたくしはめげてなんかいません。くじけてなんかいません。目から流れているのも汗ですじょ? うふ。うふふふふ」(P164)
「みんな――友達になれば、伊依ちゃんはもう泣かなくてもいいのにね」(P210)
「先に起きたほうが、眠っているほうを起こす約束だったよねぇ? なんとか起こそうとしてみたけど――さぁて、起きられるかねぇ、あんたは」(P230)
「……あちきは、どうするべきなのかしら。この騒動の犯人をぶちのめすべき? それとも何もしないほうがいい? どうすれば、いちばん何も失わない未来に――」(P312)
「正義の味方は、いかなるときも華麗に! 派手に! 戦うべきなのだ! 具体的には機能性を無視した巨大な銃とか剣とか、光線とかで!!」(P340)
「殺傷力の高い武器の使用は不許可! 生徒に当たって死なせちまったら俺も責任とって死ぬからなぁ! てめぇら、俺が好きなら気をつけろよぉー!」(P360)
「覚えていてねっ。ぼくはヴェクサシオン。魔王の最高の味方にして、最悪の敵さっ。じゃ――まったねぇ!」(P426)


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■アイザック・アシモフ/暗黒星雲のかなたに
男爵・よみメモ | 2009/01/29 23:58
ヒビ割れた宇宙の彼方に いつも 君の息吹があるから …僕は行ける!

(扉より)銀河系諸国は、すぐれた宇宙航行技術を駆使するティラン帝国の圧制にあえいでいた。星雲諸国の領主の息子バイロンは(中略)反乱軍の根拠地である謎の惑星の所在を必死になって追求する、その惑星の所在は――暗黒星雲のかなたに!



巻末の解説などによると、アシモフ初の書き下ろし長編らしい。「宇宙の小石」の方が先に発表されているが、あれは本来短編であったものを書き伸ばしたらしい。

なんか回りくどいアラタップ長官のめんどくさい作戦が功を奏して、ザマーミヤガレお坊ちゃんどもめが!な作品。キャラクターがいろいろひねくれていて、いろんな意味で宇宙の小石とは対象的。

アイザック・アシモフ/暗黒星雲のかなたに【題名】暗黒星雲のかなたに/The Stars Like Dast
【著者】アイザック・アシモフ/Isaac Asimov
【発表】1951
【発行】創元推理文庫


【人物】バイロン・ファリル。サンダー・ジョンティ。ローディア総督・ヒンリック五世。アーテミシア。ギルブレット・オース・ヒンリアド。テダー・リゼット。サイモック・アラタップ。アンドロス少佐。
    ハーム・ゴーデル船長。
【地名】ウィデモス。ネフェロス星。星雲国ローディア。リンゲーン公国。
【用語】加速度服。地上族/プラネタリー。宇宙船「情知らず/リモーレス」号。《吸血鬼》号。原子破壊砲。標準銀河系天体位置表。標準銀河系基線。J型惑星。E型惑星。

【台詞】
「見る角度によるんですよ。故郷のネフェロスで見ると、三本の指がついた人間の腕のように見える。だが、いつか地球大学の天文台から眺めたら、たしかに馬の頭みたいだった。これが名前の本当の由来かも知れない。ホレス・ヘッドなんて架空の人物かも知れない。誰にもわかりはしないんだ」(P255)



馬頭星雲 - Wikipedia

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■日日日/狂乱家族日記 四さつめ
男爵・よみメモ | 2009/01/24 00:35

きっかけは錯覚でも勘違いでも、ぼくは今でも娘さんのことを好きだから。
許して。ぼくを許して。ぼくを嫌わないで。
――大日本帝国超常現象対策局公認特殊作戦遂行家族 乱崎家の日記より抜粋――



後にいう半獣事件にまつわる話がメインとなる四さつめ。雹霞のドラマと千花のドラマが並行して進行する。(アニメでは個別のエピソードに分割された)

雹霞パートは、死んだはずの天才科学者Dr.ゲボックや、パチンコ屋の娘さん(参さつめでちょっと話に出た)が登場。アニメでは雹霞のほうにスポットがおかれたため語られなかった「娘さん」側の事情が深く描かれている。

千花パートでは、帝都に咲いた乙女の園・五重必殺学園が舞台。どんどん変なキャラ付けをされていく乱崎家長女・千花たんを通して、進行する異変や、桃草組そして超常現象対策局の動静が浮き彫りになる。なお、この千花転入初日の事件のある裏事情が、番外「とても可愛い女の子だから」で明かされている(FBオンライン→狂乱家族日記 番外→バックナンバーで公開中、公開期限アリ)。これは伍~六さつめの事件の後日談にあたるためそれらの後に読むのがいい。

そして、狂乱家族最大の味方にして最悪の敵といわれる平塚雷蝶がその姿を現す――

狂乱家族日記 四さつめ【題名】狂乱家族日記 四さつめ
【著者】日日日/AKIRA
【挿絵】x6suke/Pekerokusuke
【発表】2006.03
【発行】ファミ通文庫


【人物】緑の二十七番。Dr.ゲボック=ギャクサッツ。パチンコ屋の娘さん。山口聖。罪木静。桃草愛智。黄桜洒門。鞠原万理。伊藤さん。超常現象対策局副局長、花山厳一郎。超常現象対策局対策零課諜報部隊長《蜘蛛》。平塚雷蝶。鷹縁切子。
エンジェル・ウィッチーズ。長女ミズキ。次女アンナ。三女カミラ。黄桜乱命。結子。デカメロン。死神二番。鷹縁九郎。行動部隊臨時隊長。麻衣子。

【用語】凶華菌。『ぱちんこ屋』。桃草組。私立必殺五重学園。『code-Armageddon』。『code-Olympus』。即死性化学物質・血の泡吐かせ/ポップバルブ。悪の皇帝ヘルマゲドン。必殺ホリプラグマ。早着替え洋服専門店『不思議の国』。
ジェイソン・カフェ。血豆ビーンズ。禁獄の魔獣ジャバウォック。凶華様アバター、遠隔操作式プチ凶華様。
“あの娘の気持ちはブラックボックス! 告白しなきゃわからないのよ大作戦”。Dr.核爆弾/アトミックボム。『来るべき災厄』。『Lucifer Cannon』。


【台詞】
「あぁちなみに誤魔化したり嘘をついたりしていると僕が判断した場合あなたは種族名『銃殺死体』にジョブチェンジです」(P54)
「小生の科学的探究は――誰にも止められませんから」(P56)
「責任? 今は責任の話をする時間かね」「どのような作戦をとろうとも失敗の可能性はあり、失敗すれば世界が滅ぶ――責任などとっている暇はない」(P137-138)
「立ちなさい! 立って戦え! そのために創られた――それがあなたの存在意義!」(P158)
「反則技を使っていいのは凶華様だけだという絶対摂理を知らんのか? 普通のひとはみんな知っているぞ。わぁ、可哀想、誰も教えてくれなかったのだな……友達が……いないのだな……」(P304)
「It's a show time! A-ha!」(P314)
「なんと恐ろしい――母上殿よりも性悪な存在など想像することもできぬ!」(P334)
「拙者はもう死神じゃないわよん。化け物を狩るという使命も、その技術も――ぜんぶ、知紅にあげちゃったから」(P411)
「イエ! イエ! イエェ! それでこそ閻禍の子供たち! そうだよぉ! そんな感じで――全ての邪魔を蹴散らして、全ての悪意を跳ね返して、ずぅっとずぅっと幸せに生きてちょうだいねん!……ヴァネッサちゃん」「あなたの理想は叶えてあげる。だから――せめてそこで見ていて」(P412)
「耐えがたきを耐え、堪えがたきを堪えて生き抜いてきた弟よ、その程度の無粋な砲台などは、鼻唄まじりで破壊するが良い。破壊を! 破壊を! 破壊を!それしか出来ぬ不器用な破壊神の肉じゃ、せめて存分に、破壊の為に使うが良い!」(P418)



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■アイザック・アシモフ/宇宙の小石
男爵・よみメモ | 2008/12/27 23:31
永遠の闇で 無限の闇で あなたが拾う 愛の小石

(裏表紙カバーより)のどかな郊外の歩道を歩いていた仕立屋シュヴァルツは急にめまいに襲われた。次の瞬間、彼は数万年の時を越え、銀河紀元827年の未来にいたのである! その時代全銀河はトランターを中心とする銀河帝国に支配され、人類発祥の地である地球は、辺境星域に浮かぶ放射能まみれの小石にすぎなかった……



このあいだ、アシモフのSF短編集はひととおり読み返したので、今度はSF長編を読み返そうと思うんだ。何年ぶりかな……えっと4~5年ぶり?

キラリと光る悪役・秘書官バルキスの、素晴らしきこじつけがたまらない。(最近みたせいかイメージが映像がレイズナーのギウラ隊長になった)

こんなことで危機になるようでは銀河帝国も長くないなと思われるが、まだまだ銀河帝国の歴史は始まったばかりだったりする。

アイザック・アシモフ/宇宙の小石【作品】宇宙の小石/Pebble in the Sky
【著者】アイザック・アシモフ/Isaac Asimov
【発表】1950
【発行】ハヤカワ文庫SF
【訳】高橋 豊 【カバー】若菜 等


【人物】ジョゼフ・シュヴァルツ。上級考古学者ベル・アーヴァーダン。エニアス卿。マーク・クローディ中尉。フランケン一世。
    アービン・マレン。ロア・マレン。グルー。アフレット・シェクト。ポーラ・シェクト。ナター。首相。秘書官バルキス。
【地名】シカ。感化院。地球総督府。地球の首都ワッシン。センルー。センフラン。ボネア。センルー寺院。ディパーン基地。
    シリウス星区。アルクトゥルス大学。リゲル星区。へびつかい座星区。シリウス星区バロン星。トランター。
【用語】エンシアンツ党。小論文<人類の起源の拡散仮説を適用したシリウス星区における古代人工物遺跡に冠する考察>。シナプシファイアー。メタボリン。<六十の掟>。現地人/アーシー。放射熱病。コモン熱病。精神的感触/マインド・タッチ。銀河歴827年。G・E/ギャラクティック・イーラ。時間断層。ホー・デバロー事件。〈宇宙船と太陽〉勲章。

【台詞】
「銀河系のほかの世界にとっては、たとえ彼らが我々に気づいたとしても、地球は宇宙に漂う一粒の小石にすぎない。でもそのちっぽけな小石がわれわれにとっては安住の地なんです」(P62)
「しかし、わたしはそもそも反乱を起こさせたくないんだ。わたしは反乱の起こったときの総督として歴史に名をとどめられたくない。わたしの名前を残酷な大虐殺と結びつけられたくないのだ。そのために勲章をもらうかもしれない。だがいまから一世紀もたてば、歴史書はわたしを残虐な専制政治家と呼ぶだろう。六世紀のサンタニの総督をごらん。彼の命令によって数百万人が殺されたが、彼はそうする以外にどうしようもなかったのだ。そして彼は栄誉を受けたが、いま彼をほめたたえる人はだれもいない。わたしはむしろ反乱を未然に防いで、二千万の愚か者どもの無価値な命を救った総督として知られたいよ」(P95-96)
「そのような小さな糸くずのような事実からクモの巣を織り上げるきみの手腕は、さすがだね。じつにみごとだ。わしもきみのいううとおりだと思う。論理的にみて、それ以外には考えられない……」(P163)
「どんなに誤った、ゆがめられた、迷信的なものであっても、その底に一片の真実はあるのです」(P243)



▼参考
ロバート・ブラウニング - Wikiquote

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■ハル・クレメント/一千億の針
男爵・よみメモ | 2008/12/23 22:42
優しくて冷たい針を何度も 突き立てた心は 誰より綺麗に飛べるはず

ハル・クレメント/一千億の針【作品】一千億の針/THROUGH THE EYE OF A NEEDLE
【著者】ハル・クレメント/Hal Clement
【発表】1978
【発行】創元推理文庫


【人物】捕り手。ホシ。ロバート(バブ)・キンネアド。アーサー(アート)・キンネアド。ダフ(ダフ)ネ・キンネアド。ベン・シーバー医師。ジェニー(ジェン)・シーバー。メイタ(メイ)・テロア。ケニス・マイルストローム/ちび。アンドレ(アンディ)・デ・シェーヌ。
【地名】エル島。ノース・ビーチ。アプー島。
【用語】太平洋燃料株式会社/PFI。筋肉弛緩防止剤/ネオスチグミン。アウトリッガー。



20億の針の続編。その外見の相違から考えられないほどおそろしく友好な関係を築き上げた、地球人と地球外生命体の関係にひびが入る……とか、そんなよくある話ではなかった。

それはともかく、次々とおそいくる危機的状況に捕り手くんは大忙しだ! ……すごく綱渡り。

それはそうと、重力の使命の続編という「超惑星への使命」も読んでみたいな。

▼参考
ハル・クレメント - Wikipedia

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■ハル・クレメント/重力の使命
男爵・よみメモ | 2008/12/04 23:25
花を胸に 動き出した鼓動は誰にもcan't stop 触れ合うが運命……

ハル・クレメント/重力の使命【作品】重力の使命/MISSION OF GRAVITY
【著者】ハル・クレメント/Hal Clement
【発表】1954
【発行】創元推理文庫


【人物】バーレナン。ドンドラグマー。チャールズ・ラックランド。ウェイド・マクラレン。生化学者ロステン博士。
【地名】メスクリン。エステス。ツーレイ。百Gライン。
【用語】ブリー号。ビジョン・セット。〈空の人〉。クローラー。王爬虫鯨/ゼオグロドン。



数年前に読んだのを再読。超重力惑星メスクリンを舞台に物語が展開する……のだが、むしろストーリーよりは、その重力惑星の設定が興味深い。

赤道付近で3G~極地で700Gの重力を持つという惑星、しかもそこで活動する生物がいる世界観を、想像なんてとてもできないと思えるが、執拗に綿密な計算に裏づけされた設定やメスクリン人の思考が、妙にリアリティを感じさせる世界観を構築している。

なお、超重神グラヴィオン第2話のサブタイトルの元ネタらしい。

▼参考
架空の惑星一覧 - Wikipedia
超重神グラヴィオン - Wikipedia

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