買ったけど載せてないムック本がたまってきたので、ここいらで一挙にUPしておこうシリーズ第三弾。
![]() テレビ東京日曜深夜枠……それはかつて、「金色のコルダ」「ライオン丸G」「ギャラクシーエンジェるーん」という3作が、同時に放送されていた(2006/10~)、混沌の世界である。ライオン丸とエンジェるーんが終了した2007年に入ってからも、「まなびストレート」に「マスター オブ エピック」というフリーダムすぎるアニメが始まり、その無法地帯っぷりに拍車がかかった。 そのような状況で、マスターオブエピックの後番組として2007年春に始まったのが、この「瀬戸の花嫁」だったのだが…… なにをどうしたものかトンでもない作品になってしもたー! 登場人物紹介(P4~)を見ると、「一見して」それほど強力なキャラクターがそろっているわけではない。わりとよくあるというか、普通と言うか、悪く言えば中途半端だろう。だがしかし、各話紹介(P16~)を見ると、毎回毎回、異様なまでのテンションが半年間まったく衰えなかったことがわかる。1話あたり2ページのダイジェストは、なにがなんだかわからないほどに盛り上がり、まるで映画の予告編の様相を呈している。 キャスト・スタッフのインタビュー(P88~)でも、「みんな10.0の着地をしてしちゃった(P90)」「あって欲しい奇跡がおこってくれてる(P91)「2クール目は狂気の世界(P94)」」「岸誠二にこれを作らせた俺、天才(P97)」「スタッフとキャストが一丸となって真剣に悪ふざけP99)」と、もうお祭り騒ぎ。 ちなみに、私がこの本で一番好きな企画は、筆文字集(P112~113)である。これだけであんなシーンこんなシーンが脳裏に浮かぶ、まさに「瀬戸の花嫁」演出のシムボルだ! そしてこの本の最後を飾るのは、政さん…! ちょっとお高いが、「TVアニメ 瀬戸の花嫁 公式ガイドブック」という、地味なタイトルからは想像もできない、出来になっている。2007年12月発売。 |
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