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■島本和彦/燃えるV MF文庫コミック版(1)~(3)
男爵・お買い物 本 NEW | 2008/07/09 23:53
おれの人生にはもう一発逆転しかないんだっ! なんかしょだめになっちまっても根性がひとつありゃいいんだ!! どこまでやれるかまったく見当がつかんが、やってみるまでだ。
熱血マンガ家・島本和彦の代表的な失敗作(本人談)が、満を持して文庫で登場! しかも、単行本修正以前の「雑誌掲載当時のバージョン」で完全復刻らしいので、私のようにコミックス版全5巻も、大都社愛蔵版全3巻も両方持ってるぜという人でも、買わなきゃなるまい!?

■燃えるV - Wikipediaより
テニス漫画の体裁を取ってはいるが、そのフォーマットはボクシング格闘漫画という異端スポーツ漫画。これはボクシング漫画を描きたかった島本が、別のボクシング漫画と連載が被るため、泣く泣くテニスに題材を変更したという経緯による。その結果、相手にボールをぶつけてポイントを稼ぐか、一撃で再帰不能にするKO狙いで勝負が決まるという、およそテニス漫画としては他に類を見ない作品ができあがった。
(中略)
作者本人も「あの漫画はテニスなどしていない」と言い切っている。少年向けスポーツ漫画では途中から展開がエスカレートするのはよくある話だが、この漫画の場合、最初からテニスを描く気がないため終始一貫しておかしな世界観が展開される。



……えっとね、相手選手を血まみれでネットに叩きつけるとか、垂直に落ちる超ド級トップスピンロブとか、アメリカに渡ってテニスでストリートファイトとか――最近そんなマンガを読んだ気がしないでも無いですが――テニス漫画じゃないですね、たしかに……(byヤス)。ところでこの待望の文庫版、なんだかんだで「部数がものすごく少なめ」「しかも増刷は無い」そうです。

■島本の感想文より
なんだかんだあったけれども、無事発売。いやあまり無事ではないような(笑)。



なにがあったんですか(笑)。私は買ってきたのでいいですけど、池袋で3店くらいまわったかしら。 まあ、今から10年ほど前、行ける範囲の古本屋に何回も通って絶版のコミックスを探し回るのに何ヶ月もかかったのに比べれば、なんてこともないですが。

そんなこんなで、個人的にはワンダービットと並んでお気に入りの作品ですが、作者本人は納得できない作品らしく、誉められても嬉しく無いようだ。詳しくは「吼えろペン」の5巻(「新」ついてないほう)を参照。わたしの周りにもこの漫画が好きな人は多いのだが……いや、マンガ家としては昔のより今描いてるのを誉めて欲しいと思うよ(笑)。

吼えろペン5巻で「自信作ではない」「ダメ連載」なんてネタにしたときに、ファンから「傑作なのに」「一番好きなのに」的な意見が殺到したと思うんだ。わたしもそう思ってるし。でも、あちこちでみんなにそう言われ続けたら、そりゃあ「じゃあどんだけ失敗だったか見せてやるよ!(1巻あとがき)」って意固地になるのもわからないでもない(笑)。想像ですけどー。

なお、「ある女子テニスプレイヤーのために書き下ろした完結編」なんてものはもちろん収録されていません(笑)。念のため。

(2008.07.05のmixi日記を元に再構成)

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