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■成田良悟/バッカーノ!1934 獄中編・娑婆編
男爵・よみメモ | 2008/10/24 23:56
しばらく脇役に回っていたフィーロ君に、ようやく主役っぽ~い出番が! まあ、行き先は牢獄ですけどー。

主人公的存在(といわれたこともあった)フィーロ君はあの男に会うためにアルカトラズへ……だが、そこで待っていたのはあの男! そこに何故かいるあの男! そして鍵を握るのは「フェリックス・ウォーケン」!? とりあえず、疑い深いヴィクターさんにはとっても好感が持てます。
そしてそして娑婆編はいよいよ副社長が表舞台に立つ! 新キャラ続々登場するも、ずっとグラハムのターン!! そして復活の機会をうかがうあの男! 数多くの謎を残したまま……バッカーノ!1934完結編へつづく!

娑ッ婆ーノ! 獄チューノ!【題名】成田良悟/バッカーノ!1934 獄中編・娑婆編
【著者】成田良悟
【挿絵】エナミカツミ
【発表】2006.10、2006.12
【発行】電撃文庫


【人物】
アランベッカー。ルネ・パルメデス・ブランヴィリエ。特別管理官ミズリー。ドラゴン。ギグ。プラチド・ルッソ。
『詩人』。シックル。フランク。レイル。シャフト。クリーク。リカルド・ルッソ。ホーマー。カル・マイブリッジ。シダリス。カルナルド・シュトラスブルグ。エリザベス・ブラックウェル。

【用語】
アルカトラズ。独房通り/ブロードウェイ。地下牢/ダンジョン。
ホーム・インシュランス・ビル。シカゴトリビューン新聞社。トリビューンタワー。リグレー・ビル。『リズム』。『タイム』。

【台詞】
「……な? 誰にだって答え辛い事はあるだろう? 俺は、そんなお前の暗部には踏み込まない。だから、お前も俺に踏み込む時は気を付けろ?」(獄中編 P120)
「……正直、俺も意外だった。お前が俺の事にまで気付いているとは。これだから、『知らない』という事実がある人生は面白い。まあいい、こっちの話だ」(獄中編 P243)
「……ああ畜生。ミリアの相槌がない分だけ新鮮な気分だが、なんだか殴りたさも倍増だ」(獄中編 P279)
「答えが出なかったわけではありません。答えが出すぎたんですよ。いくつも、何通りも。」(獄中編 P286)
「彼……似てるんですよね……性格というか、頭がおかしい所というか……」(獄中編 P294)
「あいつは、最初から狂っているし、最初から光なんざ見ちゃいない」(獄中編 P319)

「撮影の知識は部屋で学び、技術は現場で覚えるのをよしとすることだ」(娑婆編 P100)
「やばい、正解したぞ……賞品はどこだ……俺の心に宿る熱い心こそが賞品なのか、そうなのか? 俺の心はプライスレス……! そう、プライスレスだ! 少しは俺を見習え!」(娑婆編 P191)
「噂じゃ、このシカゴには芸術的な爆弾魔がいたらしいけど……僕の目標は、とりあえずその人を超えることかな」(娑婆編 P137)
「予測不可能だからこそ、人生は楽しめる。そうだろ? ラッドの兄貴?」(娑婆編 P284)



他の巻でも白服とか黒服とかダラス兄さんチンピラーズ(仮称)とかいろいろいますが、とくにこの1934では個性的な取り巻き連中がさまざま出てきます。周りの人間の外見とか行動とか突っ込みとかによって、中心にいるキャラを立てているのです。(その昔、奇面組で多用されたスタイルです)

すごくドライなヴィクターの部下たち(←もういろいろ諦めてる)、絶妙な距離感を保つグラハムさんのお仲間たち(←重要なのは邪魔しないこと)、集団白衣が威圧感をかもし出すルネさんの配下たち(←とりあえずセクハラは忘れない)、あいかわらず仲良しさんなジャグジーの愉快な仲間たち(←みんなジャグジー大好き)、、、、どの集団も、楽しそうでいいなあ。黒服や白服には加わりたくないけど、こういう集団なら仲間に入りた……いや、やっぱいいです。

それ以上に注目すべきは、副社長の魅力を十二分に引き出しているキャぁロルという存在であることは言うまでもない。副社長ギュスターヴ・サンジェルマン氏はとってもすごい人で変な人で博識な人だが、それを表現するには驚き役&ツッコミ役&生徒役の存在が欠かせないのだ。ほぉら、ただのアクの強い案内役だった人が、みるみるうちに変なキャラクターを発揮しまくりですぅ! かといって隣にいるのがレイチェル君だとツッコミ弱そうだし、ニコラスさん相手だとあまり言うことないし、エレアンさんと2人だと濃すぎるし、ヘンリーは話きかなそうだし、やっぱりキャロルじゃないと。ああ、いつかDD新聞社の人たちが全員集合してみんな大活躍!なんて話も読みたいなあ。

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