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前シリーズで火村さんが、すっかり枯れ果てて世捨て人みたいになって、人生経験の滲み出るセリフを言うだけの何もしない人になってしまっていた、その原因の一端が明かされる「ef - a tale of melodies.」第6話。
本音いうと、触れたくない逃げたい目を背けたい酷い話なのだが、引きずり込まれるような演出と演奏と演技がそれを許してくれない。前シリーズ7話のような感情の激しい起伏による表現とは対照的な、ただ淡々と紡がれる思い、言葉、文言の羅列。それにあわせて移り変わる、婉曲表現によるイメージが怒濤のように押し寄せるアニメーション。その映像にあわせて静かに高ぶって高ぶり続けていく感情の嵐。凄惨だがその痛々しさは美しいとすら思える。 ……展開はある程度予想の範囲内だったですけど、演出が想像を遥かに越えてたんですよねえ。しかもCパートでトドメの一撃!! ……火村サンもあそこまでは覚悟してなかったろうなぁ。
これまでのあの子の行動が、計画的な復讐であるとわかるが、同時に愛情めいたものも感じる。愛憎表現とでもいおうか。想い続けた人に全てを打ち明けて曝け出してぶちまけて、突き放して突き落として止めを刺して……でもそれって僕の愛なの!とかそんな感じだと思う。憎んでも憎みきれなくてまだ甘えて求め続けて……! 違うかな?
この「告白」に対して火村さんの返答やいかに? そしていよいよ番組も後半に突入。さあ、ここからが本番です。……そういえばまだ前半だったよ、オイ。 ああ、B,CパートみたらAパート(夕凪がどうとか)なんてすっかりふっとんでしまったのだけど、無言で「行けよ」「スマン」っていう久瀬さんとのやりとりカッコヨカッタ。やだこんな男前な高校生。でも一番男前なのは凪サンですけどね!憧れちゃいます。 それにしても、この後も千尋の面倒みたりとか、久瀬さんあんなことになったりとか、火村さんの人生まだまだヘヴィなイヴェント盛りだくさん。 火村さんに似合いそうなセリフ↓
ああそういや、「なんでみてるの」と聞かれたことがあるので一応言っておきますが、普段ロボとコメディ中心の男爵が、なんでこんな守備範囲外にも程がある痛々しいアニメ観てるか観始めたか観続けてるかって、そりゃ音楽で主題歌でBGMですよ。 今週も、(てっきり最終回で来ると思っていたが)オープニングを一変させた演出に、「ここでそうくるのか……!」とすっかり感心してしまう。ここまで音楽に注力して映像と一体として生かしてるアニメってなかなか無いと思うのだ。とくに前作10話、会話の盛り上がりにあわせて「刻む季節」のピアノ&ヴァイオリンアレンジが流れるところとか。だから、今期も絶大な期待をしているのであり、ここまでは予想以上の期待以上と言っていい。 さすがタイトルにメロディがついてるのは伊達じゃない! 鳴り響け!僕のメロス!(←それ違う) 難点としては、見直すのに高レヴェルの覚悟が必要だということだ。どうしようかな一期のBlu-ray BOX。 でもやっぱり、わたしがこんなアニメ観るなんて、めったにないんだからねっ! |
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