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■アイザック・アシモフ/宇宙の小石
男爵・よみメモ | 2008/12/27 23:31
永遠の闇で 無限の闇で あなたが拾う 愛の小石

(裏表紙カバーより)のどかな郊外の歩道を歩いていた仕立屋シュヴァルツは急にめまいに襲われた。次の瞬間、彼は数万年の時を越え、銀河紀元827年の未来にいたのである! その時代全銀河はトランターを中心とする銀河帝国に支配され、人類発祥の地である地球は、辺境星域に浮かぶ放射能まみれの小石にすぎなかった……



このあいだ、アシモフのSF短編集はひととおり読み返したので、今度はSF長編を読み返そうと思うんだ。何年ぶりかな……えっと4~5年ぶり?

キラリと光る悪役・秘書官バルキスの、素晴らしきこじつけがたまらない。(最近みたせいかイメージが映像がレイズナーのギウラ隊長になった)

こんなことで危機になるようでは銀河帝国も長くないなと思われるが、まだまだ銀河帝国の歴史は始まったばかりだったりする。

アイザック・アシモフ/宇宙の小石【作品】宇宙の小石/Pebble in the Sky
【著者】アイザック・アシモフ/Isaac Asimov
【発表】1950
【発行】ハヤカワ文庫SF
【訳】高橋 豊 【カバー】若菜 等


【人物】ジョゼフ・シュヴァルツ。上級考古学者ベル・アーヴァーダン。エニアス卿。マーク・クローディ中尉。フランケン一世。
    アービン・マレン。ロア・マレン。グルー。アフレット・シェクト。ポーラ・シェクト。ナター。首相。秘書官バルキス。
【地名】シカ。感化院。地球総督府。地球の首都ワッシン。センルー。センフラン。ボネア。センルー寺院。ディパーン基地。
    シリウス星区。アルクトゥルス大学。リゲル星区。へびつかい座星区。シリウス星区バロン星。トランター。
【用語】エンシアンツ党。小論文<人類の起源の拡散仮説を適用したシリウス星区における古代人工物遺跡に冠する考察>。シナプシファイアー。メタボリン。<六十の掟>。現地人/アーシー。放射熱病。コモン熱病。精神的感触/マインド・タッチ。銀河歴827年。G・E/ギャラクティック・イーラ。時間断層。ホー・デバロー事件。〈宇宙船と太陽〉勲章。

【台詞】
「銀河系のほかの世界にとっては、たとえ彼らが我々に気づいたとしても、地球は宇宙に漂う一粒の小石にすぎない。でもそのちっぽけな小石がわれわれにとっては安住の地なんです」(P62)
「しかし、わたしはそもそも反乱を起こさせたくないんだ。わたしは反乱の起こったときの総督として歴史に名をとどめられたくない。わたしの名前を残酷な大虐殺と結びつけられたくないのだ。そのために勲章をもらうかもしれない。だがいまから一世紀もたてば、歴史書はわたしを残虐な専制政治家と呼ぶだろう。六世紀のサンタニの総督をごらん。彼の命令によって数百万人が殺されたが、彼はそうする以外にどうしようもなかったのだ。そして彼は栄誉を受けたが、いま彼をほめたたえる人はだれもいない。わたしはむしろ反乱を未然に防いで、二千万の愚か者どもの無価値な命を救った総督として知られたいよ」(P95-96)
「そのような小さな糸くずのような事実からクモの巣を織り上げるきみの手腕は、さすがだね。じつにみごとだ。わしもきみのいううとおりだと思う。論理的にみて、それ以外には考えられない……」(P163)
「どんなに誤った、ゆがめられた、迷信的なものであっても、その底に一片の真実はあるのです」(P243)



▼参考
ロバート・ブラウニング - Wikiquote

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