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■アイドルマスター XENOGLOSSIA/iDOLの心
男爵・アニメモ | 2007/10/15 23:50
隕石を除去する人型ロボット「iDOL」。このiDOLのパイロットが、「アイドルマスター」と呼ばれる人間である。このアイドルマスターになれる人間は限られている。

(02話より)
「正規の訓練を受けても、乗れるとはかぎらないのよ。よっぽど気に入られたのね」
「気に入られるって、あれロボットですよ?」
「でも、ココロがあるのよ。少なくともわたしはそう思っている。だって、かあいいもーん。」



マスターを選び、拒否し、ときとして自律稼動もし、なんらかの意思をもつと考えられるiDOLたち。しかし人間たちには、その言葉はわからない。よって、iDOLの行動・反応から得られる経験則としてしか、iDOLの「心」を知ることは出来ない。(※1)

レベルの違う生命体とのコミュニケーションの困難さを描いた作品は数あるが、個人的には、人工知能との会話をテーマにした、ジェイムズ・P・ホーガンの『未来の二つの顔』が思い浮かぶ。


この作品ほど統計的・理知的にではないのだが、iDOLたちの行動からその心を想像して観る、というのがこのロボットアニメの楽しみ方の醍醐味といえるかもしれない。

序盤の挙動から見られる、各iDOLたちの印象は、以下のように見られる。

コードネーム:プロメテウス1、<盗撮魔>インベル。長い間眠りについていたが、上京してきた主人公の少女に反応して再起動。16年ぶりの起動でインベルが真っ先にとった行動は、その少女を録画することであった。(01話)

プロメテウス2、<遊び人>ネーブラ。ネーブラは(インベルと違い)多くのマスターの搭乗を許すかわりに、一度拒否したマスターは二度と搭乗を許さない。(13話)

プロメテウス4、<誘拐犯>テンペスタース。起動実験中に突如暴走、マスター(当時5歳の少女)と共に消失、以後7年間ものあいだ行方不明。(09話)

しかし、これは薄汚れた大人たちの偏った解釈である(わたしを含めて)。iDOLの意思は最後まで明示的には明かされないため、他のいろいろな解釈ができる。(…なにせ、iDOLが建造されて数十年、マスターの数もおそらく10数人かそこらと思われ、データの蓄積は貧弱である。とくにインベルやテンペスタース、そして後半から登場するプロメテウス5・ヒエムスの場合は。)

(以下、重大なネタばれ&妄想を含む。注意。)
テンペスタースの19話での行動、20話で明かされる7年間から考えると、iDOLたちは、かの奥羽の戦士たち(※2)に匹敵するほどの男の中の男なのではないか、と思わずにはいられない。

そう考えて見直すと、各シーンでのセリフが男前に浮かんでくる。

15話。インベルのマスター・ハルカ(主人公)が、自分以外の女性が映っている映像を、インベルのメモリーから見つけ出す。
インベル「マスターには言っておかねばならないことがある。拙者の、前のマスターのことだ」

18話。新顔のヒエムスが、ネーブラをボコボコに。
ヒエムス「君はずいぶんこの子にひどいことをしたそうじゃないか」
ネーブラ「ああ、わたしはその子に殴られる理由が十分にあるのさ」


19話。インベルが前のマスターこと千早により奪取される。
ヌービアム「彼女にはお前しかいないのだ。私では彼女を救えない。頼む、彼女を救ってやってくれ」
インベル 「彼女は未だに妄執にとりつかれている、拙者は過去の清算をしなければならない」
※ヌービアムとは、1話からここまで千早が搭乗していたiDOL。プロメテウス3。

同19話。最後のiDOLテンペスタース、出現。
テンペスタース「一目でも君の姿を見ることができて、よかった。…その子のことは頼んだぞ」


25話。
ヒエムス「知っていたんだな、彼女のこと」
ネーブラ「ああ、俺には止められなかった。最初から彼女は、自分の手で全ての決着をつけるつもりだった」

ヌービアム「わがままをひとつ聴いてくれるか。我々は最後まで彼女を救えなかった。だが、せめてこの娘だけは」
インベル「ああ、わかっているとも!」

…いかん、自分の妄想で泣けてきた。まあ、こんな観かたをしてるのは、わたしぐらいかもしれないが。



※1:データの蓄積の結果か、最終的にはiDOLのコアが発する信号を解析し、ある程度の意思(誰が、何を、どうする)が理解できるようになったらしい。
また、長い期間iDOLといっしょにいるマスターは、ときとしてiDOLの意思を感じとることができるようだが、たいてい漠然とした感情(嫌がってるなど)のみである

※2:「銀牙-流れ星 銀-」「銀牙伝説WEED」を参照。現在、GyaOでWEEDがクライマックスとなっており、(2周目だが)観ている男爵は、男の中の男と言われると、このあたりしか浮かばないのであった。

▼関連記事
男爵・よみメモ:ジェイムズ・P・ホーガン/未来の二つの顔
男爵・お買い物:残酷よ希望となれ

▼参考資料
■アイドルマスター XENOGLOSSIA/オリジナルサウンドトラックVol.1 IMBER
■アイドルマスター XENOGLOSSIA/オリジナルサウンドトラックVol.2 NUBILUM

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